照(アキラ)です。資料館特集・第5段を投稿いたします。
今回は、西諸県郡野尻町(現在の小林市)の三ヶ野山地区・東麓地区・紙屋地区に古くから伝承された無形民俗文化財を紹介いたします。
三ヶ野山地区に伝わる踊りで、鉦(かね)を鳴らしながら踊ることから、「鉦(かね)おどり(別名カンカン踊り)」といい、地域に密着した踊りです。
一説では800年前に一ノ谷合戦で敗れた平家の残党を追ってきた源氏が住み付き、山村生活の苦労を慰めるために華々しかった一党を思い浮かべながら踊られたとされています。
東麓地区に伝わる伝統ある踊り「新地馬場棒踊り」です。
慶長年、豊臣秀吉が朝鮮半島に出兵して、島津義弘も朝鮮半島に渡ったが、秀吉の死により全軍引き上げて帰還した義弘の功労を祝福し、旧薩摩藩内の各地で踊りが引き継がれたといわれています。
紙屋地区に伝わる踊りです。
天正のころ(1570年代)伊東や島津の城の争奪戦が語りつがれ、江戸時代のころ平家の踊りに表現されたのが、この「城攻め踊り」の発祥といわれています。
投稿しました各地域ごとに伝わる伝統芸能には、色々な要素が盛り込まれていると思われます。
のじりこぴあに遊びに来た際は、資料館に保存されている、古来の資料を見学してみてはいかがですか。
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